語りの部屋

2021.12.27

徳島文理中学校の感想文

11月19日、平和学習でお話しした徳島文理中学校から感想文が届きました。

学校での平和学習風景のお写真もいただきました。

平和学習に熱心な学校なので、感想文にも学習内容が沢山盛り込まれており、大変読み応えのある感想文でした。

 

一部になりますが、感想文をご紹介いたします。

 

<感想文>※一部抜粋

「川野さんの悲痛な思いと佐々木禎子さんの無情の思いがしみじみと伝わりました。この広島研修の前に僕はここを訪れたことが一度だけありますが、その時は原爆のことはあまり詳しく知らなかったので、改めて原爆の危険さや命の大切さが実感できました。また、川野さん達が寄付金だけでつくった「原爆の像」は近くにいくと何か心に残るものがありました。もう二度と広島や長崎で起きた惨劇は繰り返してはなりません。原爆の脅威を知るのは、落とされた国に住んでいる人だけだと思います。だからこそ核実験を行っている国は、血も涙もないことをしているのです。原爆が落とされた時の火傷や爆風で亡くなるのも辛いことだとは思います。しかし、原爆の後遺症や白血病で亡くなるのは、徐々に苦しめられながら亡くなってゆくのだから、とても耐えられるものではないと思います。人間の思う『平和』とはどういうものなのか。それがこの機会を通して少し感じられたと思います。」

 

「平和とは何だろう、幸せって何だろう、と考えると、僕は自分自身の事だけを考えるのではなく、川野さんの元クラス6年竹組のように、お互いの事を考え、 意見を出し合い、賛成・反対の意見をしっかりと言い、しっかりと聞くことでみんなの意見が1つになる、これが平和なのかなと川野さんのお話しを聞いてわかりました。」

 

「戦争は人がお越し、人を殺して勝敗を決めます。どうして同じ人間を殺すのか私にはわかりません。禎子さんもきっと中学生という青春を味わえず、辛かったと思います。さらに、今回の講話を伺ってもう1つ思ったことは「原爆の子の像の建立」です。私は大人だけではなく私たちのような子供でも世界を変えられるんだと思いました。そのようなきっかけを作ってくださったのも六年竹組の皆さんです。ありがとうございました。」