語りの部屋

2021.10.11

平和ガイド「HIP」の例会

9月18日、平和公園に来られた外国の方に英語で案内をされるガイドさんの団体「HIP」(代表:小倉さん)の9月例会で、ZOOMにてお話をしました。

 

例会後に皆さんから寄せられた「講師へのメッセージ」をお送りいただきましたので、一部をご紹介いたします。

 

【講師へのメッセージ】※一部抜粋

『禎子さんのクラスメイトで親友でいらした川野さんから直接伺った禎子さんと共に過ごされた日々、そして碑の建立までのこと、すべての情景がお話を聴きながら次々と浮かんできました。除幕式でクラス全員で一つのことをやり遂げたことが、リレーで優勝した時以上の喜びでしたと仰ったこと、多感な年頃の子供たちの優しさ、行動力、心を一つにする強さを感じました。禎子さんのお話がますます世界中の子供たちに伝えられることを願っています。』

 

『川野さんからは、子供の目を通して見た戦争や被爆についての思いが語られ、ハッとすることの連続でした。大人が起こした戦争を子供が背負って生きていかなければならない。私たちはそのことをきちんと自覚しなければならないと思いました。被爆直後の混沌とした広島で、子供たちが何を感じ、どう生きてきたのか、精一杯想像する力を持ち続けたいです。』

 

『お話を聞かせてもらい、ありありとその頃の様子を想像しながら聞きました。中学生の川野さん達が全国へ広がるきっかけ作りをされたことは、実現に向けた大きな歯車を動かしたことになったのですね。でもお話を伺う中で、その後の様々な立場の人や社会の反応などに翻弄されたのだろう、随分辛い思いや葛藤、心の痛みなどおありだったのだろうと想像をしました。被爆者の父からほどんど話を聞いていないので、色々その頃のことを想像する意味で、手立てになる気がします。感謝いたします。』