ユーストピア中央の平和学習
7月16日にユーストピア中央で20~30代の方とスタッフの方、計8名の方に「原爆の子の像 誕生秘話」というタイトルでお話しさせていただきました。
普段小学生などのお子さん向けにお話しすることが多いので、成人の方向けにお話しするのは緊張しましたが「大人になって原爆の話を聞く機会はほとんどないので、こうして聞けて良かった」などのご意見をいただけ、大変嬉しく思ったのと同時に、大人になっても繰り返しこのような機会をもっていただくと平和への関心も薄れないのだなと感じました。
感想文を書いてくださったので、一部をご紹介いたします。
【感想文】※一部抜粋
「小・中学生の頃から毎年のように平和学習をして様々な話を聞いてきた。もちろん禎子さんの話や像についての話も聞いたと思うが、正直20年も前のことなのであまり記憶に残ってないし、当事者の視点からの話を聞く機会もないので、とても貴重な話だった。
幼い頃はそんなことがあったんだなぁ程度の思いだったが、今この歳になって改めて当時と異なる考え方や気持ちになるし、自分から積極的に聞きたいと思うので、とても勉強になった。
平和であることに感謝し、これからも自分に何が出来るが考えていく。」
「毎年テレビなどで原爆についてみるぐらいだったので、実際間近で原爆にあわれた方のお話を詳しく聴くことはあまりない為、当時の状況などどれだけ悲惨だったかイメージが湧いてきて心に沁みました。
何か小さな事でも平和のためになることを一人一人が意識して行動にでないといけないと思いました。
今当たり前のことができる毎日に感謝しながら、原爆当時のことを忘れずに、平和につながることをしていこうと思いました。」
「僕は祖父が被爆していることや、父の出身地が長崎県なので、子供の頃から原爆や戦争のことは見聞きすることが多かったです。ただ、僕の出身地は山口県なので、周囲の人はあまり原爆や戦争のことへの認知が低かったと思います。
広く全国的には、夏・お盆休みぐらいにしか平和に対してのメッセージが報道されないので、もっと多くの人に知ってほしいと思います。」