語りの部屋

2021.7.14

牛田小学校の感想文

6月17日に訪問した青崎小学校から感想文が届きました。

当日の写真と共に、きれいなあじさいの写真を表紙に貼ってくださっていました。

 

感想文の一部をご紹介いたします。

 

【感想文】※一部抜粋

『被爆者の方から実際に語っていただける時を生きている私たちが、被爆者の方の強い願い、祈りを全世界に伝えていかなければなりません。そして今、私たちはそのスタート地点に立っています。今年の六年生の平和学習で下級生に平和について教えるという事です。私は「佐々木禎子さんについて」を三年生に伝える事になりました。先日川野さんに聞いた佐々木禎子さんの事、それをこの場で生かさせていただき、スタート地点から一歩前へ進めたらと思っています。』

 

『禎子さんや原爆の子の像について調べていました。ですが、川野さんのように禎子さんの友達である人からの情報の方がとても分かりやすく、リアルで、インターネットや本には載っていない情報がたくさんありました。一番しげきを与えてくれた情報は、川野さんや同級生達の禎子さんへの熱い思いです。本で読んだ時は、そんなに熱い思いは感じることはできませんでした。しかし今日、川野さんが話してくれたことで、たくさんの思いがあって原爆の子の像を創ったのだと思い、心にじんわりときました。』

 

『私は、禎子さんが少ししか生きられなかった命を大切にし、罪の無い人が命を絶えることの無いよう、自分達が出来ることはないか考えていきたいとお話を聞いて思いました。』

 

 

また、先生方からのお手紙も同封されていたので、一部ご紹介いたします。

 

『感想文やお礼の手紙を見ると、今年度の子供達は、「自分が禎子さんだったら」「自分が川野登美子さんだったら」…と立場を変えて考え、自分事として考えることができていたように思います。今後、自分自身が、自分達が、どのように生きていくのかということを考える素晴らしい機会になりました。~中略~私達教師の思いとしては、今後、子どもたちが原爆の子の像を見る見方が変わり、その背景にある人々の姿を感じることのできる人でいてもらいたいと思っています。』