語りの部屋

2020.8.11

幟町小学校の平和学習

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幟町小学校の生徒さんに、原爆の子の像と六年竹組のお話をしてきました。

毎年4年生が禎子さんのことを学ばれるそうですが、今年は全校生徒にお話をするということで、7月3日に高学年、7月9日に低学年と2回に分けてお伺いしました。

コロナ禍で語り部のお話もほとんどが秋以降に延期されていますが、一旦落ち着いた時期に感染対策を万全にした中、母校である幟町小学校でお話しが出来たことは嬉しく思いました。

子どもたちはみんなマスクをしていて、間隔をしっかりととって、話を聞いてくれました。

 

皆さん真剣な眼差しで静かに聞いてくださり、思い入れの強さが感じられ、流石禎子さんが卒業した小学校の生徒さんだなと思いました。

 

玄関には町内会の方々が折られた折鶴が飾られていました。

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感想文が届きましたので、一部をご紹介いたします。

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【幟町小学校の生徒さんの感想文】

■6年生

「ぼくは川野さんのお話を聞いて戦争や核兵器などをこの世界からなくしたいと思いました。そのためには、今日川野さんから聞いたお話を未来の人たちへも語り継いで、世界あの人たちに戦争の恐ろしさを知ってもらえばよいと思います。もう起こってしまった戦争で亡くなってしまった人のことを、今まで以上に思って鶴を折りたいと思います。」

 

「私は川野さんの話を聞いて、とても胸が締めつけられました。自分やクラスの大好きだった人を失うことになるなんて、考えたこともありませんでした。今まで当たり前であったことがそうでなくなってしまう。そんなつらいことがないように、私は家族や友達、先生、そしてこれから出会う全ての人に感謝の気持ちをこめて、心からの言葉で愛を持って接していきたいと強く思います。

今、世界中は新型コロナウイルスの影響で、たくさんの人が命を落としています。私はこの中で、本当の平和とは何か、本当の幸せとは何か、考え続けていきたいと強く思います。

これからは小さなことからできることを見つけ、世界がまた平和になれるように頑張っていきたいと思います。」

 

■5年生

「私は広島の子として、幟町小学校の児童として、平和をより学べる学校に通っている人として、今をより良く過ごせるようにしたいです。本当に戦争にはあったことはないけれど、被害にあった人の話を聞いて、どんどん平和を広げていくことを大事にしたいです。今のことが当たり前じゃないことにも気づきました。」

 

「ぼくが今できることは、たぶんケンカなど暴力をふるおうとする人たちなどを止めて、ケンカをなくすことだと思います。それと6年竹組みたいな優しいクラスにしようとすることだと思います。」

 

■4年生

「昔やってしまったことはとりもどせないし、日本も戦争をしていたからアメリカを一方的にせめてもいけないので、私たちが今できることは、友達や家族を大切にすることだと思いました。そして大きくなってからは、たとえ対立しても話し合いで解決できるということを頭に入れて行動したいと思いました。」

 

「ぼくのおじいちゃんも佐々木禎子さんの同級生です。おじいちゃんは初めて『こけしの会』を開いた方です。今も生き生きしています。(~中略~)時々佐々木禎子さんの話をしてくれます。それを聞いてぼくは原爆はこわいなと思っていたのですが、川野登美子さんの話を聞いて、改めて戦争は怖いなと思いました。こういうことがあるからもう地球ではケンカをしたり、戦争をすることはだめだなと思いました。」

 

■3年生

「ぼくは川野登美子先生の話を聞いて、げんしばくだんがこの世に存在しない世界になってほしいと思います。また広島にげんしばくだんがおちたらマンションや家、学校がすべてきえてしまうし、人がくるしい思いをすることになります。そのようなことがなくなるように。げんしばくだんはそんざいしなくていいと思います。」

 

■2年生

「げんばくしょうというびょうきをはじめてしりました。かわのとみこ先生がささきさだこさんのためにげんばくの子のぞうをたてようというのがすごいと思いました。げんばくの子のぞうがきれいにできていてびっくりしました。」

 

■1年生

「これからもへいわをつづけたいとおもう。そのためにはけんかをしない。いじめない。なかよくする。ひとにやさしくしんせつに。おりづるをたくさんつくりたいとおもう。」