語りの部屋

2022.6.28

八幡東小学校の感想文

6月15日にお伺いした八幡東小学校から感想文が届きました。

お話ししたことを一人一人が自分事として考えてくださったことが良く伝わりました。

感想文の一部をご紹介いたします。

 

【感想文】

『私は今日の話を聞いて、自分たちの責任について考えました。被爆の「体験」を聞けるのはとても貴重なこと。この体験を次の世代は聞けないかもしれない。だから私は、次の世代に「原爆の体験」ではなく、被爆者さんの思いが無駄にならないよう今回の話やあの悲しい出来事について、次の世代に伝えてゆく、それが自分達の責任だと感じました。』

 

『原爆はその時、その直後もとても苦しいものだけど、何年か経った時に、禎子さんのような原爆症になる人もいて、今でも体や心に傷が残るような人もいる。人々をずっと苦しめさせる最も悪なものだと改めて感じた。』

 

『今回私が川野さんのお話を聞いて思った事は、辛い過去をとってもわかりやすく、その時の心情、表情などが分かるしゃべり方、感情のこもった説明をしていただいて、涙がこぼれそうになり、心臓がギュウっと締め付けられました。75年前の8月6日8時15分までは、みんな元気に過ごしていたのに、一瞬でその命、そして家族、友人を奪い去った元となる戦争を、原爆を、決して忘れてはいけないという事を頭と心に刻みました。』

 

『先生に「原爆や戦争の恐ろしさを後へ伝えるのは6年生あなた達です」と言われ、すぐは「本当にできるかな?」と疑いましたが、「川野さんたちも小さなことから始め、世界へ知らせることが出来たから出来る」と自信がつきました。ありがとうございました。ぼくたちも自信をもって次の世代へ繋げてゆけそうです。』