語りの部屋

2017.7.25

桐生西ライオンズクラブ35周年講演会

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6月4日(日)群馬県桐生市樹徳高校において、テーマ「原爆の子の像と6年竹組の仲間たち」の講演をしました。

いつも子供たちに向けてお話することが多いですが、今回は平和に関して関心のある大人の方に向けてお話しさせていただきました。

 

【感想文】

「私も含めてですが、今の日本は幸せに満ち溢れていて、食べ物も着るものであっても、すぐに捨ててしまうような時代です。よく子供に話しますが、ご飯を残した時に、日本は平和だけど、世界には貧困な国もあって、食べ物も飲み物もなく、おなかをすかせて死んでいく子が沢山いるんだよと、体験談を聞かせていただいて、もっと沢山の若い人たちにも聞いてもらいたいと思いました。そういう機会を学校などでも設けていただけることを願います。」

「何の罪もない多くの被爆された方たちが、命を落とすことになった戦争。今も苦しんでおられる人たちは沢山います。戦争は絶対に起こしてはいけません。生きたくても生きることのできなかった禎子さん。生きたくても生きることのできない人もいるということを忘れず、すべての人に命を大切にしてほしいです。」

「もっと多くの若者に、戦争の恐ろしさ、命・平和の尊さを教えてほしい。」

(桐生市40代)

 

「川野さんの話は、これからの私たちにとって、命とは何か、平和とは何かということを考え、亡くなられた人たちの為にも、戦争のない平和を願い、伝えていきたいと思いました。」

(沼田市50代)

 

「貴重な体験を、ありがとうございました。また機会がありましたら、このような会に参加できればと思います。沢山の方に、参加してほしいと思いました。」

「像の建立に直接関わった旧友の方の声を聞くことができ、感銘を受けました。今後広島に行く機会を持ったとき、今までとは異なる気持ちで拝むことができると思いました。どうぞくれぐれも語り続けてください。ありがとうございました。」

(太田市60代)

 

「原爆については、テレビや映画などで知っているだけで、物語のように受け止めていましたが、実際に話を聞き、改めて戦争の怖さを感じています。」

(太田市70代)

 

「7時間かけてご苦労様でした。貴重なお話をありがとうございました。涙をこらえるのが大変でした。命の大切さ、戦争をしないこと、友達との人間関係、沢山得るものがあり、今後の私の人生に生かしたいです。」

(桐生市50代)

 

いつもは広島で語り部をしていますが、今回全く原爆とは縁のない群馬県桐生市に行ってきました。

広島市で話をする時とは、ずいぶん温度差がありましたが、多くの大人の方にお話を聞いていただきました。

特に、現在中学1年生の教鞭をとっていらっしゃる先生からのお手紙に、心打たれました。

「現在中学1年生を教えている関係、禎子さんのことが教え子と重なり、本当に禎子さんが気の毒でたまらなく、不覚にも涙が出そうでした。

それから担任の先生が「やればやれんことなんかなかろうが」と竹組の児童に話していたところ、本当にいい先生がいらっしゃったのだなぁと、今の自分を顧みて忸怩たる思いでした。」

沢山の教師の方に聞いていただきたいという思いが募りました。