語りの部屋

2021.12.27

五日市観音中学校の平和学習

 

11月22日、国際会議場にて五日市観音中学校の1年生の生徒さんに、原爆の子の像と6年竹組のお話をしました。

 

感想文が届きましたので、一部をご紹介いたします。

 

【感想文】※一部抜粋

『私は被爆者の話を実際に聞くには初めてでした。実際に川野さんの話を聞くと、川野さんの話にはとても強い気持ちが込められているように感じ、より命の尊さや平和の大切さが伝わってきました。「原爆の子の像」は佐々木禎子さんお友達がお金を集めて作ったことは知っていましたが、こんなにも熱いメッセージがあり、たくさんの悲しみや思い出も「原爆の子の像」にはつまっていることが分かりました。原爆による悲しみを大きな原動力にすることはすごいと思いました。被爆して大切な人を失った人達の強い悲しみが伝わりました。そして川野さんのクラスの団結力はすごいと思いました。』

 

『ずっと一緒に暮らしていた家族、友達を奪ってしまう原爆。「なんで禎ちゃんが死なんといけん」と悲しみから怒りへ気持ちが変わっていったお話を聞いて、命の重みを感じました。』

 

『話を聞いていても怖く恐ろしいことが広島で起きていたことが分かり、今まで本やインターネットで調べたりしたけど、体験した本人しか伝える事が出来ないエピソードや恐ろしさを教えてもらい、かわいそうな気持ちと話を聞けた事に心揺さぶられ涙が出そうでした。これからは今回の講話で聞いたことや感じたことをまとめ、後世に伝えていければと思います。』

 

先生からもご挨拶と併せてご感想をいただきましたので、一部ご紹介いたします。

『わたし自身も広島で生まれ育ち、今の子供たちと同じように平和について学んできましたが、川野さんのお話しを聞いた時、わたし自身がお話しに吸い込まれていき、悲しさや怒りを感じたり、粘り強く取り組み事の大切さや大切な人のために一生懸命行動することの尊さを学んだりすることが出来ました。広島平和記念公園の原爆の子の像には川野さんをはじめ、多くの方々の思いが込められていること、未来の子供達に託された思いを私たちがしっかりと受け止める事、次世代の人達に心を込めて伝えていく事を大切にしていきたいと強く感じております。』