語りの部屋

2020.11.16

五月が丘中学校の感想文

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10月29日に訪問した五月が丘中学校から感想文が届きました。

 

学年通信で取り上げていただき、皆さんの感想文も紹介されていました。

このような形で親御さんなどご家庭の方々にも私のお話が伝わることを嬉しく感じました。

 

感想文の一部をご紹介いたします。

 

【感想文】※一部抜粋

『私は出かけた時、原爆ドームを見かけます。何度も見たことがあるのに、不思議な気持ちになり、近いけど遠い出来事と感じます。絶対に忘れられない出来事、そして二度とあってはいけない出来事だと思います。何の罪もない人を苦しめてしまう原子爆弾は絶対に許したくないです。みんなも同じ気持ちだと思います。私の中での禎子さんの人物像が川野さんのお話を聞いて、少しわかりました。私たちも後世に伝えるために、川野さんの話を心に留めておきたいです。』

 

『まず考えたことは「戦争はだめ。平和でないと。」という事です。

禎子さんが病気で苦しんだように、川野さんが悲しくなったように、戦争は…原爆は人の暗い気持ちしか生み出さないから、もうたくさんの人を殺してはいけない、もうたくさんの人を暗い気持ちにさせてはいけない、そう思いました。』

 

『戦争には僕たちにわからないぐらいの悲しみがあるんだなと思いました。川野さんのお話の中でリレーのお話しが印象に残っています。リレーのお話をするときは笑顔だったので、とても楽しかったんだなと思いました。「団結」という言葉を聞き、諦めずに力を合わせることが大切なんだなと思いました。今日のお話は今までと違い、終戦後のお話で、とても心に残りました。今僕たちにできるのは、後世に伝えることです。そのためにしっかり平和について考えたいです。』

 

『被爆された方のDVDなどを見たり、聞いたりしたことはあるのですが、実際にお話を聞くという事がなかったので、今まで感じたことのないような気持ちでした。川野さんの「3年の努力がやっと実を結んだ」という言葉がとても心に響きました。親友を亡くしてしまった辛さを今の私たちは知ることができません。だからこそ、今回のお話を聞いて、わたしたちはこれから何をしたらいいのか、友達は大切にしないといけないんだと、たくさん考えることができました。もし、平和記念公園に行く機会があれば、次は原爆の子の像をしっかり見ようと思います。』

 

『今日のお話を聞いて、原爆の子の像がどうやってでき、どれほどたくさんの人が関わり、たくさんの人の祈り、夢、生きる希望を叶え、与えているかが私なりにわかったと思います。1日1日を生きられるということや、夢を持つことができるという事は本当にすごいことだと改めて思う事ができました。折り鶴に込められた思いや祈りなどを考えながら鶴を折りたいと思います。1発の原子爆弾で亡くなった全ての人のために。』

 

『ぼくはこの話を聞いて、禎子さんの深い話の中で「団結」「継続」という言葉が心にとても響きました。何がどうなったって団結する。自分たちで決めたことは継続する。という大切さを知りました。大親友が亡くなられて悲しくつらいけど、そんな思いをしているのは原爆にあった人、みんな同じです。こんなつらい体験を自分たちに話してくださってありがとうございます。だから、自分たちもしっかり後世に伝えていきます。自分たちができること、それを自分でつくっていきます。』