語りの部屋

2025.10.26

貝塚市立東山小学校の平和学習

10月17日、貝塚市立東山小学校の平和学習が広島平和記念資料館メモリアルホールで行われ、128名の生徒さんがお話を聞かれました。

 

今回は「原爆の子の像 語り部の会」の原紺充さんにお話をしていただきました。

 

事前に生徒さんの人数分折り鶴ノートをお送りしていたので、お話の最後に折り鶴ノートのご紹介もしていただきました。

 

私への質問をいただいておりますので、こちらでお答えしたいと思います。

【質問】

Q. 川野さんはどんな思いで像を造られたのですか?

A. 「自分も禎ちゃんと同じ立場だったかもしれない」という恐れと、お見舞いを続けられなかった後ろめたさが、「禎ちゃんのために何かしなくては」という強い思いになっていました。当初は毎日禎ちゃんのお墓参りをしたいけど、禎ちゃんのお墓は遠く三次にあるので、近くにあればよいのにという話をみんなでしていました。そこへ、禎ちゃんだけでなく原爆で亡くなった子供達みんなのための慰霊碑を創るというお話をいただいたので、そのお話に賛同し建立に尽力しました。

 

Q. 原爆の子の像はどうしてこの形になったのですか?

A. 像の形については、平和を築く児童生徒の会が企画・運営をしていたため、私達6年竹組のメンバーへの相談や報告はなかったので、それについての詳細は分かりません。ただ、出来上がった像を見て、6年竹組の私達は「折り鶴を掲げた少女の像」は禎ちゃんで、「その周りにいる男の子女の子」は私達6年竹組の仲間たちだと思っています。

 

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また、当日伝承者の原紺さんへの質問もあったので、ご紹介します。

【原紺さんへの質問】

Q. 原紺さんは伝承をすることに対して、どういうことにやりがいを感じていますか?

A. 生き残っても罪悪感や友達が亡くなった悲しみを感じて生きて行かなければいけない人がいるということを広く知っていただき、戦争や原子爆弾が無くなることを願いながら伝承を続けています。こうやってお聞きくださる機会があることや、聞いてくださった方々が行動を起こすことにつながるとうれしいです。

 

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原紺さんから当日の様子を報告いただきましたので、ご紹介いたします。

【原紺さんからの報告】

朝早くから学校を出られ、お話をお聞きくださるまでに、原爆の子の像でセレモニーをされ、公園内を見学、資料館を見学されていました。

学校でも佐々木禎子さんのお話を6年生が朗読されたり、8月6日も学校へ登校し毎年地元の戦争被害者の体験を聞いておられるとのことでした。

先生はじめ生徒さんも熱心で一生懸命お聞きくださる姿に、胸が熱くなる思いがいたしました。

先生から、「今日のお話とともに、川野さんからいただいた折り鶴ノートに書かれていることしっかりと思い出し、それぞれ自分に何ができるか考え行動を起こしてください。」と言われていました。

 

講話の最後に、いろいろな方が行動を起こし、それがつながっていった事を私からの質問形式でお伝えしました。

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Q. どうして折り鶴を佐々木禎子さんが折り始めたか知っていますか?

A. 5人の方が手を上げられ「病院に送られてきたから」

 

Q. 誰が持ってきてくださったのでしょうか?

A. 3人の方が手を上げられ「名古屋の学校の生徒が送ってくれた」

 

Q. ではどうして名古屋の生徒さんが折り鶴を送ることになったのでしょうか?

A. ここは手が上がらなかったので、下記をお伝えしました。

広島で被爆して東京で高校生になった男子生徒の通う成城高校の生徒会が、彼を助けようと(医療費等)映画を作って全国に知られるようになりました。それを名古屋の淑徳高校の生徒さんが知り、禎子さんが入院している赤十字病院へ千羽づるを送られ、禎子さんが折り鶴を始めました。

 

高校生の一つの行動が日本全国へ広がり、また川野さんたち6年竹組の子どもたちの行動が原爆の子の像の建立へとつながり、その像のことが世界中へ広がっていきました。

 

現在は川野さんは折り鶴ノートを世界中の子どもたちに送られ、戦争の犠牲になっている多くの子どもたちいることを忘れないように、願いの輪が世界へ、そして未来へと広がっていく、「わたしには、何もできないと思わないでください。」とノートに書かれています。

 

皆さんのできることで伝えていっていただきたいと、お伝えしました。

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原紺さんがお伝えくださった名古屋の「淑徳高校」の現在の高校生3名と、実際に禎子さんに鶴を折って送られた当時の高校生3名が、今年の7月に来広され、折り鶴を原爆の子の像に捧げられた後、直接私に会いに来られました。そこで、禎子さんと原爆の子の像の建立のお話を直接させていただきました。

愛知淑徳高校の高校生と卒業生が来広

 

各々が行動を起こし、それがつながり、平和の大切さが広まっていくことを祈っています。