観音小学校の感想文
7月11日に訪問した観音小学校の5年生の生徒さんから、感想文が届きました。
多くのことを生徒さんたちが感じてくださっていることを大変嬉しく思いました。
感想文の一部をご紹介いたします。
【感想文】 ※一部抜粋
『川野さんの友達の佐々木禎子さんが亡くなることを想像したら、悲しく怖いという気持ちがよく伝わってきました。広島に起きた出来事を知らない人に伝えて広まって欲しいと思います。本当につらいことを言うことは難しいものなんですね。それを言えるってことはすごいと思いました。』
『ぼくはこのことを「戦争が怖いから知りたくない、聞きたくない」じゃなく、しっかり向き合って「戦争はこんなに怖いんだよ。こんなにたくさんのもの、人、生活をうばったんだよ。絶対にしちゃいけなんだよ」と伝えないと戦争がまた始まると思います。だからぼくはみんなに戦争のことを怖いと思わずに伝えようと思います。』
『相手のことを「きらいだ」と思うのではなく、「たしかにそれもいいね!」と思い、口に出してみとめ合うのを自分がやって、みんなもするようになったら、小さくても幸せな平和がつくれると思いました。』
『私は話を聞いて、団結するということ、相手が自分と違っても広い心をもって許し合うことが大切であると知りました。また、原爆によって失ってしまった命の大切さや、やることはこうかいしないように出来るときにやっておいたほうが良いということを考えさせられました。』
『話を聞いて、原爆の力がどれほど心の傷になっているのか、あらためて思い知らされました。』
『どれだけ命が尊いものか伝えてくれてありがとうございます。ぼくは何度も泣きました。それを体験して思い出すことがどれほどつらいかわかりました。』
『私はビラ配りをしているときに、いやな態度をとった大人を気にしている余裕はなかったというところが心に残りました。それだけ一生懸命に考えて行動していたんだなと思いました。川野さんと禎子さん、竹組のリレーのように、次は私たちがバトンをつなげて平和を伝えていきたいと思います。』
また、担当いただいた先生からもコメントをいただきました。
『子どもたちにとって、「佐々木禎子さん」は知識としては頭にありますが、実際に、どのような生活をしていたのか、どんな人生を過ごしたのか、あくまで知識で終わっていました。
しかし、今回のお話を聞くことでお見舞いに行く「辛さ」、約束を守るために団結した仲間、ビラを配るための苦労など、自分事としてとらえることができる貴重なお話をたくさん聞くことができ、子どもたちの中での「平和」に対するイメージが間違いなく変化したと思います。
私自身も、改めてたくさんのことを考える、大変有意義な時間になりました。』
観音小学校のHPにも、この度の平和学習についてご紹介いただきました。


