語りの部屋

2024.6.08

津市立白山中学校

5月29日、国際会議場で三重県津市立白山中学校の生徒さんに「原爆の子の像と六年竹組の仲間たち」のお話しをしました。

 

折り鶴ノートのお話しもし、80冊お渡ししました。

 

講話後、たくさんの質問をいただきましたので、一部をご紹介いたします。

 

Q. 禎子さんが学校を休んだとき、川野さんはどう思いましたか?

A. 一番元気だった禎ちゃんが入院しないといけないと聞いたときは、ショックで寂しかったのと同時に、もし私だったらと怖くなりました。

 

Q. なぜ鶴は1000羽なんですか?

A. 名古屋の女学生が1,000羽の鶴を折って禎ちゃんが入院していた原爆病院に送ってこられ、その鶴の1羽を看護師さんから禎ちゃんがもらった時、看護師さんから「1,000羽鶴を折ったら願いが叶う」と聞いたそうで、それから禎ちゃんも鶴を折り始めたそうです。

 

Q. 病院にいた禎子さんの様子はどうでしたか?

A. 私たちが行くと屋上に上がって話しをするくらい、入院してしばらくはとても元気でした。ですが、しばらくすると体が弱っていってしんどそうでした。私たちも禎ちゃんに会うのが辛くなるから、最後のあたりはお見舞いに行かなくなってしまっていたので、今でもとても後悔が残っています。

 

Q. 学校や家で頑張って勉強をしていますが、これからも家族や周りの仲間と一緒に僕は頑張っていけるか心配です。

A. 自分が優しくなれたら相手も優しくなれるので、きっとうまくいくと思いますよ。

 

Q. 平和にするために、私たちは何をしたらいいですか?

A. 大きなことでなくても、友達と仲良くするなど、自分ができることをやったらいいと思います。

私の信条で、今回お話した「団結と継続」とは別にもう一つ大切にしている言葉があります。それは「みんな違って、みんないい」です。みんな考え方も、背の高さも、好きなこともみんなちがいますよね。でもみんな違っていいと思うんです。大事なのは、違うことをみんなが認め合うことだと思うんです。そうすることでクラスも仲良くなるし、戦争も起きなくなると思うんです。宗教も、肌の色も違う、言語も違う、みんな違うけど、認め合うことで争いにならないと思うんです。「みんな違って、みんないい」私はこの言葉が大好きです。