語りの部屋

2020.10.19

尾道市立御調中学校の感想文

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10月2日訪問した尾道市立御調中学校から感想文が届きました。

 

平和学習をしっかりされている中学3年生の文章は素晴らしく、私の思いがしっかり届いていることを嬉しく感じました。

 

送っていただいた感想文の一部をご紹介いたします。

 

【感想文】※一部抜粋

 

『私は川野さんの話を聞いて、自分だけのためではなく、常に人のために行動できる人になりたいと思いました。』

 

『戦争を全くなくすことは難しいかもしれないけれど、平和な世の中にするために、自分にできる小さなことをやっていきたいと思います。そして今がどれだけ幸せか毎日の生き方を変えて、もっと多くのことを知って、伝えていきたいと私は思いました。』

 

『お話の中で印象に残っているのは、母が半狂乱になってしまったというところで、人は思っている以上に当たり前の日々に価値を感じていて、それを好んでいるんだなと思った。そしてお話の中にもあった「もし私だったら」という部分を自分自身でも考えるとすごく怖いし、それと常に戦っていることを考えるとすごく嫌になった。それを小学六年生の女の子が抱えていたと思うとすごく胸が痛くなった。ぼくはこれから次の世代へつなげるために”知る”という行為を繋げていこうと思う。』

 

『次の世代に戦争のことを伝える者として、この気持ちをいかに細かく深く伝えるかが大切だと思いました。そしてこれからの私たちにできることは、今もなお世界各地で起こっている戦争を止めさせ、いかに戦争がバカバカしくて、無駄なものかを伝える事。命の尊さを実感してもらい周りの人を助けたい。守りたいと思う事が大切です。そうしないといつまた禎子さんのような人が出てもおかしくない。もう二度と会えないのです。どんなに願っても、悔やんでも。そのために今ある平和をかみしめなくてはなりません。』

 

 

『今回の話で「原爆」「仲間との団結」を新しく学んだ。今まで14年間生きてきてこれほど心に残る授業は経験したことがない。文字では表現できないがとにかく、とにかく、良かった。今後次の世代には今回と全て同じ事は話せないけど、原爆のこと、何があっても前に向かう力を教えていきたいと思った。今後は人の命を奪うような争いを起こさない、しない、させない、という事をしっかり考えていきたい。』

 

『この時代に生まれたからこそやるべきことがあると思います。僕たちは被爆者のお話が聞ける最後の世代なので、これからは聞かせたいただいたお話を伝えていくことになります。そこで川野さんがおっしゃっていた「知ることが次へのステップ。平和なくして何もできない、始まらない」ということを、しっかりとつたえていけるようにしたいです。』