語りの部屋

2018.10.24

三次市立八次中学校

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10月18日、三次市立八次中学校にお伺いしてきました。

 

今年の文化祭で3年生の皆さんが、ステージ劇「つなぐ~サダコたちの祈り」をされるそうで、劇を作るにあたり、本当の話を聞きたいということで、お話をしてきました。

 

先に先生へ「原爆の子の像と6年竹組の仲間たち」の本をお送りしていたので、それを基に台本を作られ、練習を開始されていらっしゃいました。

講演の後、その演劇の練習風景を見学させていただきました。

演劇を見てのアドバイスを求められたので、当時の様子をお伝えさせていただきましたが、皆さんとてもお上手でした。

 

その後、佐々木禎子役、川野登美子役(幼少期と現在)、監督、助監督の生徒さん達と一緒に昼食をとり、記念撮影をしました。

劇として見ると当時のことが思い返され、懐かしくもあり切なくもありました。

 

本番が楽しみです。

 

生徒さんから感想文をいただいたので、一部紹介させていただきます。

「もし自分が戦争にあっていたら、禎子さんと同じ目にあっていたらと思うと、今私たちが争いなく生きていることがどれだけ幸せかわかりました。この平和な世の中をこれからも続けていくためには、昔広島で起きたことの怖さ、平和の大切さを伝えていかなくてはならないと思うので、私たちの劇で伝えていきたいです。」(監督)

 

「実際登美子さんの話を聞いて、『あぁ、この人はあのフィクションのような場にいて、こんなにも悲しくて苦しい思いを本当にしたんだ…』と思うことが出来ました。(中略)感情の込め方も見れてよかったです。このことをしっかり活かして最高の劇にしていきたいです!」(登美子・幼少期役)

 

「今までは分からなかったことや、佐々木禎子さんとのお話について、前よりもわかるようになりました。先日のお話から役に対する想いがより強くなりました。『生きたい』の所をしっかりと言えるように頑張ります。」(登美子・現在役)