2018.10.03
徳島文理中学校の平和学習
9月15日、徳島文理中学校2年の生徒さん6名が、平和学習の一環で訪ねてこられました。
生徒さん自身でどこに行って誰の話を聞きたいかを調べ、私に連絡をしてこられたそうです。
ノートを広げ、私の話に細かくメモをとられ、真剣な面持ちでお話をきいてくださいました。
徳島に戻られて、クラスメイトの方に私の話を伝えてくださり、お渡しした「原爆の子の像~6年竹組の仲間たち~」の本は学級文庫に置いてくださったそうです。
感想文が届きましたので、文面の一部を抜粋し、いくつかご紹介します。
【生徒さんからの感想文】
「今回広島へ行って強く思ったのは、平和を永遠に継続させることです。何の罪もない人々(禎子さんもその方々のひとりですが)が、なぜ亡くならなければならなかったのか。川野さんの「なんで禎ちゃんが亡くならにゃならんの」という言葉が今でも鮮明に私の心の中で反復されています。もう二度とあの残酷な歴史を繰り返してはいけないから、この事実を忘れることなく次の世代の人々へと伝えていきたいと思います。」
「川野さんが平和を願って原爆の子の像を造ろうと思ったこと”すごい”です。募金活動をするためのビラ配りは、今みたいに印刷技術が発達していなかったから2000枚ものビラを1枚ずつ刷っていく作業はとても大変だってでしょうね。また、いざ募金活動となっても、そう簡単には集まらなかったと思います。募金を集めるまでに約1年もかけてしたなんて、平和への強い願いがあったからこそなんだなと私の心にしっかりと受け止めました。」