語りの部屋

2022.10.20

東京都西東京市立明保中学校の平和学習

9月15日に、中国新聞社ビルで、東京都西東京市立明保中学校の3年生132名に原爆の子の像と六年竹組のお話しをしてきました。

久しぶりに大人数を前にしてのリアル開催だったので少し緊張しましたが、生徒さん達が熱心に聞いてくださるので、とても話しやすい雰囲気でした。

 

感想文が後に届いたのですが、来広前に事前学習をしっかりされていたので、感想文の内容がとても深く感動しました。

私が伝えたかった意図をしっかり受け止めてくださっていることが感想文から伝わってきました。

特に、今平和であることが当たり前ではなく、これからの自分達が後世に伝えていかないといけないと、平和の大切さ、命の尊さを重く受け止めていただいている方が多かったです。

 

また、先生方の平和に対する想いの深さ、指導の熱心さも礼状から伝わってきました。

 

事前に折り鶴を折って来られており、講演後平和公園へ捧げに行かれると言われていました。

戻られてからも平和学習をされるとのことでしたので、折り鶴ノートを先生方分も含め140冊お渡ししました。

 

皆さん素晴らしい感想文なのですが、抜粋させていただき一部をご紹介させていただきます。

 

【感想文】※一部抜粋

『川野さんは話の中で原爆の恐ろしさや平和について後の人に伝えるのが自分の役目だと言われていました。今回の話を聞いて、のちの人たちに原爆について十分に伝え、今後どのようにして生きていくかを考えさせられ、またこのことを後の人に伝えていきたいと思います。』

 

『私は今回の話を聞き、戦争は今まで遠い昔の出来事、自分には全く関係のない事とばかり考えていましたが、今回の講話で戦時中の暮らしや原爆による被害、原爆症の怖さを知り、自分にも関係があり、受け継いでいかなければならないことだと思いました。』

 

『私は川野さんのお話しを聞いて、団結の会の方々が諦めずに最後まで活動を続けたからこそ、原爆の子の像を建てることができたということを知り、この平和のシンボルを守り抜かなければいけないと感じました。』

 

『禎子さんや原爆症に苦しんだ方々を想い、行動していく6年竹組の皆さんの姿にとても感動しました。悲しいことや辛いことがあっても立ち止まらず、次の世代へこのような体験を伝えて、繋げていくことが大切なんだなと感じました。今渡しが生きているのも、昔の人々が困難を乗り越えて頑張って生きてきたからであって、それを無駄にしないように感謝の気持ちを忘れず生きていこうと思いました。』

 

『川野さん含め当時の生徒たちの強い思いがすごくお話しを通して感じることが出来ました。川野さんが自分達に何を教えてくださったのかを、もう一回折り鶴ノートを見ながら振り返って考えていきたいです。』

 

『私は今回のお話しを通して感じたことが2つあります。1つ目は戦争の恐ろしさです。戦争の被爆のせいで多くの方々が亡くなっていること、1回の被爆だけでもどれだけ多くの方々が病気になってしまったかと考えると、怖さ、恐ろしさで胸が痛いです。2つ目は、今私達が当たり前かのように平和に過ごしていますが、それが当たり前ではないということ、今平和に過ごせていることにありがたいと思いました。』

 

『クラス対抗リレーの話を聞いて、団結力の大切さも学ぶことが出来ました。私の思う平和とは、思いやりをもって協力していくことだと思います。どんな過酷なことがあっても、協力し合えば何でも乗り越えられると思うからです。』

 

『あまりお見舞いに行けなかったことを後悔していたというお話しを聞き、失ってからでは遅い、大切なものを大事にするために何でも全力でやろうと思った。』