語りの部屋

2021.11.16

福山市立東朋中学校の感想文

福山市立東朋中学校の先生が、先日中国新聞に掲載された禎子の漫画の記事をご覧になり、早速図書館司書さんから漫画を受け取られ、生徒さんと読まれたそうです。

また、私の語り部の動画も生徒さんとご覧いただいたそうです。

このような形で平和の活動が広がっていくことを、とても嬉しく思います。

 

感想文を送ってくださいました。

平和について良く学ばれていることがとてもわかる感想文で、感心しました。

一部をご紹介いたします。

 

【感想文】※一部抜粋

「原爆の子の像について、初めて知りました。どうやってできたか、どういう思いだったのか全く知らず、自分はただ原爆の慰霊碑が建てられているんだということでしが捉えられていなかったです。でも、この川野登美子さんの実体験を聞いてみて、この原爆の子の像は造るためにも思いが込められていたり、その前の団結することの大切さも知れました。」

 

「最初のころは戦争という言葉すらも分からなくて、自分には何一つ関係ないと思っていました。でも少しずつ話を聴いたり、資料を見たりすることで、自分には関係ないと思っていたけど、自分も知っておかなければならないほどの出来事だということを知り、決して忘れてはいけないということがわかり、自分たちが体験していなくても、次の世代に語り継いでいかないといけないと思いました。」

 

「今まで鶴を折って捧げるのはどうしてだろうと思っていましたが、これは佐々木さんが折っていたからなんだと知りました。」

 

「皆の行動力や団結など、小学校の時に禎ちゃんと一緒に頑張ったことが、こういった形で多くの人を幸せにできたというのは、とてもすごいことだなと思いました。昔から今まで私達にこのお話しが伝わってきたように、これからもずっとずっとこのお話しが未来の子達にも伝わっていけたらと思います。」

 

「昔は今と違って貧しい環境で、医療体制なども万全とはいえる状況ではなかった。その中で頑張った禎子さんが本当にすごいと思う。また横田さんも途中からつらくてお見舞いに行けなくなったりと苦しんでいたけど、今は語り部として自分の経験や体験を話すのは勇気がいると思う。それでもできるのはすごい。とにかくすごい。」

 

「『団結』という言葉は、人と協力する力を上げるだけの意味でなく、人との関わりを強くするんだなと思いました。人数が少なくても約束を果たすため諦めずにしていくことで、周りの人との協力によって大きな規模へと進化すると動画を見て知りました。また、言葉だけでなく実際にやってみるということが大切だと知りました。」