牛田小学校の平和学習
4月14日に、牛田小学校の平和学習にお伺いしました。
今回は私に代わって「原爆の子の像 語り部の会」の西悦子さんにお話をしていただきました。
6年生90名の生徒さんが熱心にお話を聞いてくださいました。
折り鶴ノートを90冊お渡ししました。
牛田小学校では「実体験からの学び」を大切にされており、様々な方を呼んで子どもたちに講演を聞くきっかけづくりを行っていらっしゃると校長先生から伺いました。
生徒さんの感想文が届きましたので、その一部をご紹介いたします。
【生徒さんの感想文】 ※一部抜粋
『わたしは、このお話を聞いて平和は大人が作っていくという意識から、自分たちで作っていくという意識に変わりました。これからは、身の回りのひとにこのお話を伝えたり、人や相手、みんなの命をたいせつにしていくことをしていきたいです。広島で起きた出来事を忘れないようにしたいと思いました。』
『自分たちで戦争を終わらせるとか、大規模な事はできないけど、身の回りの人を大切に、しあわせにすることは出来るんだなと、今日で改めて実感しました。これから身の回りの人を大切に過ごしていきます。そして少しでも身の回りの人に今日の話を伝えたいなと思いました。』
『僕は、川野様と西様が僕たちのために悲惨なことを後世に伝えるためにわざわざ我が校へ来校してくださったことありがたく思います。このことから、戦争・原爆の恐ろしさはもちろん、被爆後に生き残ってもその後に現れる精神・体への苦しみがあることがわかりました。僕はこれから戦争に関することも勉強してみたいと思います。』
『最初は、原爆の話を保育園などで聞いていたので「まあそんなに、保育園や一年生の頃に聞いた話とそんなに変わらないだろう」と思っていました。今までの原爆の話は「原爆のただの恐ろしさやその核爆弾などの使用を繰り返してはいけない」というお話でした。ですが今日の話は、川野さんの大の仲良しの禎子さんのことやその悲しみに耐えて原爆の子の像を建てようと募金活動までしていたお話しで、今まで聞いたことがなかったこのお話はすごいと思いました。
また、西さんの話の伝え方が、すごいなと思いました。自分は、これから他の人にも自分が伝承できる人になるためにも原爆の被害のことを詳しく知っていきたいと思います。』
『お話を聞く前は、原爆の子の像は、国や県の人が作ろうと思ってやったことだと思っていたけれど、今日のお話を聞いて、一緒に授業を受けた仲間が少しでもできることはないかと考え、行動したことだとわかりました。身近にいた人の方が想いが強く、一番可能性のある人なんだと感じました。
また、次の世代へ繋げようと思う川野さんも、その想いをつごうと思う西さんもすごいとおもいました。理由は、川野さんの立場だったら、そこまでの行動を起こそうと思わないし、西さんの立場だと、2年も修行をして、知らない人たちに教えようとは思わないからです。だからこそ今日のお話は、心に残るものになりました。私も、体験者ではないから、川野さんのようにできないし、西さんのように幅広い人に伝えることは、できないけれど、過去にこんなことがあったのだと、覚えておき、それを次世代へ繋げようと思います。』
伝承をしてくださった西さんから感想をいただいたので、ご紹介いたします。
【西さんの感想】
学校全体で 平和教育に熱心に取り組んでおられることが、子ども達の話を聞く様子からもしっかり感じ取れました。
熱心にメモを取っている子、私の方をずっと見ながら話を聞いている子、どの子も最後まで集中して聞いてくれていることが伝わり、とても嬉しかったです。
校長先生が、「実際に生の話を聞いてこそ、子どもの心に伝わり、子どもを育んでいくことができる」と話されていたことが、語り部としてとても嬉しく思いました。