語りの部屋

2024.11.22

似島学園中学校の感想文

10月29日に訪問した似島学園中学校から感想文が届きました。

その一部をご紹介いたします。

 

<感想文> ※一部抜粋

『今年でお話しを聞いたのは3回目ですが、毎年学ばせていただくことや、心に残ることがたくさんあります。特に心に残ったのは、6年竹組のみなさまで団結して原爆の子の像を建てたお話です。

そして、改めて原爆の恐ろしさを学ぶことができました。いつもニュースや新聞で戦争のことを見るたび、とても胸が痛くなります。悲しい思いをする人がいなくなるように、今日聞いたお話を周りの人達に伝えていきたいと思います。』

 

『禎子さんが亡くなった後も、6年竹組の生徒さん達の活動によって、最初はごく小さい活動でしたが、必死に努力して活動されたことが実り、原爆の子の像建設に至った喜びは、言葉に言い表ないほどだったと思います。』

 

『佐々木禎子さんの「生きたい」と強く願いながら千羽鶴を折ったお話や、同級生の方たちが寄付金で「原爆の子の像」を建てるための活動をしたお話は、とても心に残りました。私たちが佐々木禎子さんと6年竹組の仲間たちが願った平和を実現するために、一人ひとりが何をすべきかを考え、行動していくことが大切だと思いました。』

 

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また、先生からも下記の様に感想をいただけ、大変嬉しく思いました。

 

<先生からの感想> ※一部抜粋

『先日は、広島市こどもたちの平和教育推進事業「被爆体験を聴く会」講師として、昨年に引き続きお出で頂き、誠にありがとうございました。また、今回伝承者としてお話し頂きました沖山様のご講話も、聴く者の心を深く揺さぶらずには置かない、素晴らしいお話を聴かせて頂けたものと、心より感謝しております。(中略)佐々木禎子様のご友人である川野様にご足労頂き、直接お会いしお話を拝聴させて頂けたこと、そして今回新たに沖山様の真に心のこもった語りに触れさせて頂きましたことは、生徒ひとりひとりにとってかけがえのない貴重な機会足りえたことは無論、原爆そのものの惨たらしさ、放射能汚染を世代を超えて伝播せしめる核兵器の怖ろしさ、その残虐性、さらには無差別に命を奪い去る非人道性についても、よく深く再考を重ねる大切な機会となりました。特に、「原爆の子の像」建立にまつわる感動的なエピソードの際には、張り詰めた緊張感が聴いている生徒の中に感じられ、若い世代に対してこうした機会を設定することの大切さを、改めて認識させられました。生徒たちも平和に対する一層の想い・願いをより強固なものにしてくれたものと確信いたしますし、思春期の多感なこの時期のこうした体験学習は、生徒ひとりひとりにとって一層大きな糧になるものと推察します。』

 

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全学年で聴いてくださっている学校なので、今年で3年連続この「原爆の子の像と6年竹組の仲間たち」のお話を聴いてくださった生徒さんもいらっしゃいます。

その生徒さんたちが、毎年様々なことを感じ、より平和への学びを深めてくださっているということに感激いたしました。