三重県津市立白山中学校の学習活動発表会
5月29日に修学旅行で来広され、私がお話しをさせてもらった三重県津市立白山中学校から、学習活動発表会のDVDとお手紙をいただきました。
10月4日に白山中学校の体育館で行われた学習活動発表会は、修学旅行で学ばれた平和学習の内容を劇にし、他学年の生徒さんや保護者、地域の皆さんにご覧いただくというものです。
今回のテーマは『命の聲』〜ヒロシマから考える平和〜
劇のDVDや、劇が出来上がるまでの取り組みの様子のお手紙を拝見し、「平和を築く為に大切なこと」「平和につながる身近にできる取り組み」について、みなさんで真剣に考え、取り組まれたことが伝わって参りました。
私のお伝えした「みんな違ってみんないい」という言葉を、より深く考えていただき、「お互いを認め合う」ということを実践するためには、その前に「お互いを知ろうとする」ことが大切という言葉に感銘を受けました。
インターネットが普及し、多くの情報を知ることが出来るようになった現代では、常に学び続けることがしやすい環境になっていると感じます。それと同時に、正しい情報と間違った情報があふれているため、それらを見極める目を持つことが、現代には必要になってきていると感じます。
白山中学校平和宣言にも掲げていらっしゃる通り、「正しく知って、正しく実行する」「偏見や噂話に惑わされないこと」は、とても大切なことだと思います。
また、劇中で「戦争のことを他人事にせず自分事にする」ということに触れていらっしゃることも嬉しく思いました。
広島で語り部を続けていますが、その活動は微力です。
ですが、私達語り部からお話を聞いてくださったみなさんが、他学年の方はもちろん、保護者や地域のみなさんにもこのような形で伝えてくださることで、広島から三重へ、そして世界に平和の大切さが伝わっていき続けるのだと思います。
平和な世の中を作り続けることは、一瞬の努力では叶いません。
どうかみなさんが学ばれたことをこれからも実践し、伝え続けていただくことを望みます。