語りの部屋

2024.7.22

幟町小学校の感想文

7月5日に訪問した幟町小学校から感想文が届きました。

4年生〜6年生の全3学年の生徒さんにお話ししましたが、平和学習をしっかりされている学校なので、平和への関心の深さが感想文にも表れていました。

感想文の一部をご紹介致します。

 

<感想文> ※一部抜粋

■4年生

『私が一番印象に残ったことは、折り鶴ノートのことです。折り鶴ノートは折り鶴を再生して作っていることがわかりました。他にも禎子さんが「早く中学校へ行きたい」「生きたい」と思って折り鶴を折っていたと共に、けん命に生きようとしていたことがわかりました。私たちは禎子さんの思いを受けついで生きようと思います。』

 

『今まだ核兵器を持っている国があることがとても残念です。私はもう二度と核兵器で苦しむ人がいない世界になってほしいなと思います。』

 

『何の罪もないのに人のてによって死んでしまうことは、もう起こってほしくないと思います。ぼくは原子爆弾の悲さんさをみんなに伝えるために、まずは身近な人に川野登美子さんの話をしてみたいと思います。』

 

『私の家はてんきんぞくで、5年生になったらここの学校を転校します。私は転校した小学校で、今回川野先生に教えてもらったことを皆に話して、広島の原爆のことを知ってもらい、少しでも戦争が落ち付いていつかは核兵器もない世界にしたいなと思いました。』

 

 

■5年生

『「手や顔を真っ黒にしてビラをすった」「2000枚のビラを一枚残らず配った」「大運動会で2位とグラウンド半周の差をつけて優勝した時のうれしさに似ていた」これらの言葉から、「禎子さんの苦しみを忘れたくない」「平和な未来につないでいきたい」という思いがとても伝わってきました。』

 

『今日のお話を私もみんなに伝えられるようになりたいと思いました。折り鶴ノートは大切に使いたいと思います。』

 

『私は小さなケンカから大きなケンカになってしまうと平和が保てなくなると思うので、まずは自分達の小さなケンカをなくしていきたいと思いました。』

 

『原爆はとても恐ろしいと思いました。そして、何も悪いことをしていないのに、なぜ死ななければいけないという言葉がとても切なく感じました。このようなことが起こらないように、一人ひとりが許し合うことが大切だと思います。』

 

 

■6年生

『広島で昔起こったことが忘れられないように、自分たちも伝えていかないと行けないと思った。また、戦争や争いを起こさないように、相手の文化や考え方を認めることも大切だと思う。』

 

『先生の「団結」という言葉をずっと大切にしていた大きな結果が原爆の子の像だと思いました。』

 

『佐々木禎子さんみたいに、行きたくても中学校に行けない人もいるから、今学校に行けていることがすごく大切に思います。今楽しく生きていることは当たり前じゃないから、これからはもっと自分を大切にしたいです。』

 

『最高学年として、ピースサミットやインターネットなどを使って、平和を発信していきたいです。また、発信していくためにも、私の「平和」と、原爆の恐ろしさをもっと知りたいと思います。原爆の恐ろしさを知ることはとても怖いけど、もし平和の大切さを伝える人がいなくなると、また戦争が起こってしまうかもしれません。だから世界の平和を望んで伝えていきたいのです。』

 

『子どもたちの小さな行動が、世界平和への一歩につながるということがわかりました。今一度平和とは何か再確認し、自分のできることを探したい、層思いました。』